対象となる読者:転職や社内のキャリアアップで収入を上げたい方
- アメリカでは転職回数が生涯で平均10回程度、日本では平均2~3回程度です。
- 多くの日本人は自分のキャリアや市場価値を意識する機会がありません。
私はGAFAM企業を含めた外資系3社での経験を経て、44歳で日系企業のCFOとして転職し、47歳でサイドFIREしました。私が40代でキャリアアップできたのは、以下の2点を意識していたからです。
- 信頼できるエージェントをキャリアアドバイザーにすること
- レジュメ(職務経歴書)を意識してキャリアを作ること
この記事では、「エージェント」と「レジュメ」を活用して、自分の市場価値を主体的に向上させ、稼ぐ力を上げる方法についてお話しします。
信頼できるエージェントと出会う
信頼できるエージェントは重要なキャリアアドバイザーとなる
- 自分の市場価値を上げるためには、まず自分の現状を把握することが必要です。
- そのために信頼できるエージェントのサポートを活用しましょう。
信頼できるエージェントは、会社人生を通じたキャリアアドバイザーとなります
- エージェントとは、具体的な転職案件だけでなく、人材価値を上げるためにどういったスキルや経験を身に付けておいた方が良いかについても相談できます。
- たとえ転職しなかったとしても、そういったスキルや経験を身に付けることによって、社内外で通用する市場価値を身に付けることができます。
これは「いつでも会社を辞めることができる自由」を手に入れるということでもあります
信頼できるエージェントを見つける方法
信頼でき、かつ自分と相性の良いエージェントと出会うためには、ある程度の数のエージェントと電話で話したり実際に会って確かめるという作業が必要です。私が実際に活用した方法を以下に共有します。
1. 転職エージェント
- 転職希望者と採用企業とのマッチングをサポートするサービスです。
- エージェントを探すのが初めての方にとっては、もっとも一般的な方法だと思います。
- おすすめの転職エージェントは以下の通りです。
- リクルートエージェント:日本で40年以上の歴史があり、求人数はNo1。
- マイナビエージェント:20~30代前半に強みを持ち、転職初心者への手厚いサポートに定評
- JACリクルートメント:30代以降に強み。外資系やハイクラス案件が多い。
- DODA:IT業界・ベンチャー企業・エンジニア職に強み。
2. スカウトサービス
- レジュメを登録するとエージェントからのスカウトを受けられるサービスです。
- BIZREACHへの登録がお薦めです。
- ただし、ハイクラス向けのサイトですので、高い専門性を持っている方や管理職経験のある方向けのサービスとなります。
3. SNS
- LinkedIn(ビジネスに特化したSNS)への登録がおすすめです。
- レジュメの登録ができ、経歴次第ではかなりのエージェントから声がかかります。
- ただしエージェントは玉石混交なので、信頼できそうなエージェントに絞って返信しましょう。
- 私はLinkedIn経由でGAFAM企業へ転職しました。
4. 知人からの紹介
- あらかじめエージェントの強みや専門性が分かるので安心です。
- また、知人の紹介となればエージェントしても真摯に対応してくれる可能性が高くなります。
現時点で転職希望でなくても、エージェントにキャリア相談をしてみましょう
- 現時点で転職の希望がなくても、「これからのキャリアプランの相談をしたい」と伝えれば、エージェントは問題なく会ってくれます。
- また、エージェントと会う際には、レジュメのたたき台を作っておくとより効果的なアドバイスをもらえます。次章ではレジュメの作り方を解説します。
レジュメ(職務経歴書)を意識してキャリアを作る
レジュメとは
- レジュメとは自分キャリアを分かりやすくまとめた文書です。
- レジュメは職務要約・職務経歴・自己PRなどのパートから構成されています。
良いレジュメを見るとその人の強み(スキル・経験・知識)がよくわかり、企業に対してどんな貢献ができるのかが理解できます。
レジュメは基本的に転職の際に使われるものですが、普段から定期的にレジュメを作成をアップデートすることで、自分の人材価値を認識することができます。
レジュメを作成してみる
いきなり完成版を目指すのではなく、まず順を追ってレジュメのたたき台を作っていきましょう。手順は以下の通りです。
- これまでの仕事を過去に遡って棚卸する。
- その中から会社への貢献度が特に大きい5~10個をリストアップする。
- それぞれの貢献を支えたあなたの強み(スキル・知識・経験など)を併記する。
- 上記のリストを、「あなたの強み」を軸にして「あなたが貢献できること」という視点で、3~5個くらいのカテゴリーに再構築する — これをあなたのセリングライン(売り文句)といいます。
- セリングラインの例:「Webマーケティングで顧客を獲得するスキル」「東南アジアにおける小売りビジネスの知識」「工場でコスト削減を5年間リードした経験」など。
- セリングラインを軸にして、レジュメの職務要約・職務経歴・自己PRなどに展開する — これでたたき台の出来上がりです。
レジュメをエージェントにレビューしてもらう
レジュメのたたき台が出来上がったらエージェントにレビューしてもらいましょう。エージェントからは、少なくとも以下の3点のインプットをもらうようしてください。
- これまでの仕事の実績から、キャリア上の強みとなるものは何か?
- 将来どんなポジションの可能性があり得るのか?
- 希望するキャリアに向けて、どんな経験を積めば人材価値を上げられるのか?
- 2のポジションと3の経験が今の会社で得られるのであれば、そのまま出世を目指して頑張るのも良いでしょう。
- 2/3のどちらか(あるいは両方)が今の会社にないのであれば、転職も視野に入れて活動することも選択肢となります。
最後に!
転職には多少なりともリスクがありますが、エージェントに相談することにはリスクはありません!
興味を持たれた方は、いちどエージェントにキャリアの無料相談をしてみるとよいかと思います。ぜひ一歩を踏み出してみてください!
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