強みを活用したキャリア診断②:研究職30代女性Bさんの場合(ストレングスファインダー)

ストレングスファインダー

先日、「ストレングスファインダー:サイドFIRE向きの才能(強み)とは?」という記事で、サイドFIRE達成のために活用できそうな才能(強み)について、私の例を用いて解説しました。

その後、「ストレングスファインダーの強みをキャリアにどう活用していけばよいか分析してほしい」という依頼をいくつかいただきましたでの、その分析内容をブログでも共有させていただきたいと思います。


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ケース② 研究職30代女性のBさんの場合

相談内容

現在30代で研究職(管理職)に就いています。これからもっとチームメンバーと効果的に協働し、出世していきたいと思っています。アドバイスをお願いします。

分析結果

  • Bさんの強みは戦略的思考(内省・未来思考着想に比較的集中しています。
  • ビジネスサイドにも適性あり
    • 以前「ビジネスサイドにも興味がある」と言っておられました。中長期の戦略を俯瞰的にストーリー立てていくことを楽しめる強みをお持ちなので、ポジションを上げてビジネスサイドにも職責を広げていくことも可能だと思います。
    • 着想の強みによって、一見複雑そうに見える状態の表面下で何が起こっているのかを考え、簡潔にストーリー化することにも適性があると思います。
    • 未来志向の強みも併せ持っていますので、将来のビジネスの可能性について上司やManagementと議論するのも効果的かと思います。そういう意味で、「Managementの右腕になりたい」とおっしゃっていたことも、方向性としてありだと思います。
  • 定期的に考えをまとめる時間を確保する内省の強みを考えると、時々まとまった時間を確保(半月~1か月に一回半日くらい)して、ビジネスの課題や解決方法について考えることに集中する習慣をつけるとよいかもしれません。ある程度考えの種がまとまった段階で、同じように「活発性に強みを持つ人」や、「上司や同僚でビジネスが俯瞰的に見えている人」に考えをぶつけて、実際のActionにつながるアイデアに落とし込んでいくとよいと思います。
  • 自分の強みを活かせる環境:停滞して議論ばかり重ねているようなチームに入ると、活発性を活かして始動力として貢献できると思います。ただし、戦略性や分析思考を持った人が同じチームにいないと、いちいち障害にぶつかってなかなか前に進めなくなるケースも出てくるかもしれません。個別化の強みも持っているので、そのあたりはチームの状態を理解して、適材適所の人員配置を考えられる素養はあるのではないかと思います。

大きくはないですが、懸念点があるとしたら、以下の2点だと思います。

  1. 調和性の強さが悪い方に出ると、意見の衝突を嫌い避ける傾向が出る可能性があります。そういった時には、頭で考えて必ずしも正しくない(心の底から正しいと信じていない)落としどころを見つけてしまう懸念がありますので、注意しましょう。
  2. 全体的に前に進む推進力が強めに出ているような気がします。周りやチームの心情がそのスピードについていけていないことも起こり得るので、時々気にかけて振り返ってみるのも良いのではないかと思います。

* 私はストレングスファインダーの認定資格を持っているわけではありませんので、あくまで個人的な私見であることをご留意ください。

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