人は見えているものに引っ張られていく特性がある
人は目標に向かって進んでいくものだと思います。
同じものを見ていても、同じ役割を与えられていても、人によって見えているものが違います。
そして、人は見えているものに向かって、引力に引っ張られるように吸い寄せられるのだと思います。
目の前のものしか見えてない人は、目の前のものに向かって進みます。
物事を大きく捉えている人は、大きなものに向かって進むことができます。
部下に仕事を任せるとき
部下に仕事を任せるとき、考えうる最大の成果について、話をしてみるとよいと思います。何が考えうる最も偉大な成果なのかを、部下に考えさせるのです。
現状の延長線上にある目標は、その人が目の前のものを飛び越えて何かを達成しようとするときの妨げになります。
具体例：マーケットを大きく定義する
具体例を挙げてみたいと思います。
あるマーケットで７０％のシェアをもつ、ナンバー１の企業があるとします。
そのマーケットしか見えていなければ、７０％をどうやって守り、８０％に伸ばすのかが担当者の仕事になります。
しかし、自分のシェアが１０％以下になるようにマーケットを定義しなおしたらどうでしょうか？
お茶を扱っている会社なら、飲み物全部を、さらには、リラクゼーションや心の癒しを、さらに国内だけでなくアジア・世界をマーケットとして捉えてみてはどうでしょうか？
ディズニーランドが「遊園地」の枠を超え、ホテルやレストランを含めた「家族の休日のプロデューサー」へと発展していったように、選択肢が大きく広がります。
既存の枠にとらわれないアイデアが湧いてくる
そうすると、既存の枠にとらわれない、新しいアイデアが次々とわいてくるのではないでしょうか？
心の中にある枠を取り払って、自由に構想し、目線を上げて大きく見渡すことは、想像する以上に楽しいものです。そして、その成果は想像する以上に大きいのだと思います。
個人のキャリア形成にも応用できる
これは個人のキャリアについても言えることだと思います。
今の会社の先輩や上司は、あなたの延長線上にいる存在です。そんな未来にワクワクしますか？
目を会社の外に向けて、あなたが将来成りうる、最も理想的な人材像を想像してみてください。
既存の枠にとらわれて、なかなかぶっ飛んだ想像ができないという方は、転職エージェントの方に相談してみても良いかと思います。
自分が想像もしなかったようなキャリアの可能性を聞くことができるかもしれません。
そして、そうすることで、引力に引っ張られるように、あなたのキャリアが大きく花開いていくかもしれません。
まずは最初の一歩を踏み出してみることをお薦めします！
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